10月11~13日に、レスリングの女子世界選手権が行われました。場所が東京なので無理をすれば観戦に行くこともできたのですが、考えた末に結局は行かないことにしました。

試合結果はこちら

世界女子レスリング選手権公式サイト
http://japanwrestling2009.web.fc2.com/top.html

 「世界選手権」と名前が付いているのですから、本来は世界一を決める大会です。ところが出場メンバーを見るとゴルツやズラテバのようなトップクラスの選手はごく僅かで、世界一を決める大会としては寂しく見えました。北京五輪から今回の大会まで2ヶ月しかなかったことで、出場を見合わせた選手も多かったのではないかと思います。

 そもそも北京五輪が終わった後に、世界選手権で「世界一」を決めることに意味があるのでしょうか。今回の世界選手権開催に至った理由は、次のように説明されています。

2008年10月に東京で世界女子選手権を開催(日本レスリング協会)
http://jwf2007.kir.jp/New07/559.html
 これまで男子の世界選手権はオリンピックの開催年には実施されておらず、毎年開催していた女子も五輪採用が決まったあとの2004年アテネ五輪では実施されなかった。しかし五輪の女子が4階級しか実施されないため、日本協会ほかが7階級での世界選手権の開催を国際レスリング連盟(FILA)に要望。6月の理事会で日本開催が内定していた。このほど、財政面でのめどがつき、発表した。

 国際レスリング連盟(FILA)の副会長も務める福田富昭・日本協会会長は「五輪で実施されない3階級で世界一を決める機会がないのは不公平。かといって3階級だけでは世界選手権の体裁をなさないので、7階級で実施になる」と話した。
 確かに「五輪で実施されない3階級で世界一を決める機会がないのは不公平」というのはもっともな主張です。ですが7階級で世界選手権を実施してしまうと、五輪で実施されている4階級については世界一を決める場が1年で2回あることになってしまいます。それぞれ違う人が優勝すると、同じ年に「世界一」の選手が2人誕生してしまうことになります。これは変でしょう。また、今回のようにトップクラスの選手があまり出場しないのであれば、世界選手権を開催する意味がなくなってしまいます。

 坂本日登美や正田絢子のように、出場する階級を変更してでも五輪を目指す人がいるわけですから、五輪のある年に世界選手権を開催する必要はないように思います。どうしても世界一を決めるなら、3階級のみで行うべきです。もっとも、女子も7階級で五輪を実施してくれれば、こんなややこしいことにはならないのですけどね。FILAもIOCに対して要求はしているものの、なかなか認めてもらえないようです。まったく困ったものです。
 ごめんなさい。実は『エドワードランディ』やったことありません。プロ野球のクライマックスシリーズが始まったので、言ってみたくなっただけです。

 「いきなりクライマックス」は、データイーストから発売された『エドワードランディ』のキャッチコピーです。ゲーム自体は遊んだことがありませんが、何となくお気に入りです。

 そんなわけで、ゲームのキャッチコピーでお気に入りのものを幾つか紹介してみます。


この人の手を離さない。僕の魂ごと離してしまう気がするから。

(ICO)
手つないで移動するのが基本です。とはいえ手を離さないと進めない所もあるのですけどね。


死ぬがよい

(怒首領蜂 大往生)
とんでもないことを言ってくれますが、こんなものを見せられたら納得するしかありません。

http://jp.youtube.com/watch?v=c9fmchQq0Qk
怒首領蜂だからこそ許される台詞です。


艶姿三強男之勝負拳

(トリオ・ザ・パンチ)
「艶姿三強男之勝負拳」と書いて「トリオザパンチ」と読むそうです。


竜退治はもう飽きた

(メタルマックス)
『ドラゴンクエスト』に喧嘩を売るような台詞ではありますが、実に良くできた作品でした。どちらかというと『メタルマックス2』の方が好きですが。データイーストの倒産が惜しまれます。

やっちゃった。

(ライジング ザン ザ・サムライガンマン)
肝心のゲーム内容は、本当に「やっちゃった」としか言いようのない暴走ぶりです。これを狙って作ったのだから素晴らしい。


中国政府、人権活動家のノーベル賞候補に神経とがらす
http://sankei.jp.msn.com/world/china/081008/chn0810081910001-n1.htm
 中国政府は、今年のノーベル平和賞で中国の人権活動家が有力候補に挙がっていることについて「一部のノーベル賞選考は(創始者の)ノーベル氏の初志に背いている。初志にかなう人に授与されることを希望する」(秦剛外務省副報道局長)とけん制、中国の人権問題に対する国際社会の批判が高まることに神経をとがらせている。
 私はこの人権活動家のことを知らないので、ノーベル平和賞を受賞するに相応しい人であるかどうかはわかりません。しかし、少なくとも中国政府によるこの主張が無意味であることは確かでしょう。どこかの政府からの圧力が賞の選考に影響してはまずいでしょうし、そもそもこの人が本当に候補として挙げられているか分からないのですから。

 ノーベル賞の選考過程は非公開となっています。アカデミー賞とは違って、「今年は○○さんがノミネートされています」なんて情報は出てきません。選考に携わる人達は、情報が漏れないように神経を使っているのです。

ノーベル賞:文学賞、守秘にコードネーム駆使 選考事務局長が証言 - 毎日jp(毎日新聞)
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20081009dde041040041000c.html
 事務局長によると、メールのやり取りは厳禁。公の場で候補者の本を読むことは避け、どうしてもということならニセのカバーをかける。本を買う場合は秘密のルートに頼り、どんな本を買ったかは厳重に伏せる。

 また、いつ何時、会話を聞かれるか分からないので、候補者は名前に似通った発音のコードネームで呼び合う。たとえば、05年受賞の英国の劇作家、ハロルド・ピンター氏は「ハリー・ポッター」、06年のトルコの作家、オルハン・パムク氏は「オーペー」(スカンディナビア地方の酒の銘柄の一つ)、昨年の英国の作家、ドリス・レッシング氏は「リトル・ドリット」だった。
 これは文学賞の場合ですが、他の賞でも秘密を守らなければならないことは同じでしょう。

 しかし、選考過程が全く公開されないわけではありません。

質問なるほドリ:ノーベル賞はどうやって決めるの?=回答・河内敏康 - 毎日jp(毎日新聞)
http://mainichi.jp/select/wadai/naruhodori/news/20081007ddm003070147000c.html
選考過程の公開には50年以上必要で、秘密主義が貫かれていることも賞に重みを持たせています。
 本当に「ノーベル賞候補」なのか知ることができるものの、50年以上待たなくてはならないようです。

 それでは「ノーベル賞候補」と呼ばれている人がいるのは、一体どういうことなのでしょうか。正式には秘密扱いになっているのですから、誰かが勝手に呼んでいることになります。今までの業績から受賞しそうな人を予想したり、周囲の人が期待するなどしているのでしょう。もしかしたら、自称している人もいるのかもしれませんが。

 さて、イグノーベル賞を2度受賞しているジャック・ベンベニストという人がいたのですが、なぜかこの人をノーベル賞候補だったと言う人がいます。

BBCでホメオパシー特集放映される!(ホメオパシー ジャパン)
http://homoeopathy.co.jp/introduction/world_T20021203.html
ベンベニスト博士は、一時はノーベル賞候補と言われながら(実際に何回かノミネートされていた)、現在では科学界から完全に無視されている状況となっています。
 リンク先の文章は、2002年12月3日に掲載されたことになっています。前述したように、ノーベル賞の選考過程を知るには50年以上待つ必要があります。ということは、ベンベニストは(正式な意味で)ノーベル賞候補になったことが1952年までに複数回あったということなのでしょうか。
 しかしベンベニストが生まれたのは、1935年です。ベンベニストの経歴については知りませんが、17歳の時点で何かすごい業績を残していたと考えるのは無理がありそうです。それ以降の業績が評価されたとしても、選考過程は公開されていませんから候補になったかなんて誰にもわかりません。ですから「実際に何回かノミネートされていた」というのは明らかに間違いです。イグノーベル賞の話と混ざって勘違いしたか、嘘をついているかのどちらかでしょう。

 ちなみにベンベニストがイグノーベル賞を受賞した経緯については、「Skeptic’s Wiki」をご覧下さい。

「水の記憶」事件 - Skeptic’s Wiki
http://sp-file.qee.jp/cgi-bin/wiki/wiki.cgi?page=%A1%D6%BF%E5%A4%CE%B5%AD%B2%B1%A1%D7%BB%F6%B7%EF

 誰がノーベル賞を受賞するか予想するのは悪いことではありませんし、期待するのも自由です。ですが、勘違いをする人もいそうなので「ノーベル賞候補」という言葉を使う時は気を付けた方が良さそうです。
まず、イグノーベル賞についてご存知ない方のために簡単に説明しましょう。イグノーベル賞は、「人々を笑わせ、そして考えさせてくれる研究」に対して与えられる賞です。ユニークな(内容もまともであったりする)研究に対して送られることもあれば、科学的には到底ありえないような主張をする人に対して皮肉を込めて送られる場合もあります。
したがって、その人の主張の正しさとイグノーベル賞を受賞することには関係がありません。続きを読まれる際は、そのことにご注意下さい。

さて、10月2日に授賞式の行われたイグノーベル賞に関して、こんな記事がありました。
CNN.co.jp:「コカ・コーラの避妊効果」研究にイグ・ノーベル化学賞
http://www.cnn.co.jp/science/CNN200810030007.html
ボストン──「笑えるとしか言いようがなく、しかも記憶に残り、人々を考えさせる業績」に贈られる、毎年恒例となったイグ・ノーベル賞の第18回授賞式が2日夜、米ハーバード大学のサンダース・シアターで催され、「コカ・コーラの避妊効果」について研究し、真反対の結果を導き出した2つの研究グループに、化学賞が贈られた。片方は「避妊効果がある」との結論で、もう片方は「効果がない」としている。


「コカ・コーラに避妊効果がある」との研究は、米ボストン大学医学部のデボラ・アンダーソン教授が1985年に、米医学誌の権威ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシンに発表したもの。コカ・コーラの中でも、特にダイエット・コークの避妊効果が最も高かったという。


同様の研究は台湾の研究グループも行っており、同時受賞となった。しかし、台湾のグループは、コカ・コーラならびに他のソフトドリンクには「避妊効果がない」ことを確認している。


一方、清涼飲料水大手コカ・コーラは、イグ・ノーベル化学賞についての問い合わせに、回答を拒否している。
一方が「効果がある」としながら、もう一方から「効果がない」という正反対の結論が出ていることがポイントなのですね。「結局何だかわからない」ということですから。なんだってこんなことを研究していたのかは、あえて考えないことにしましょう。

それにしても、コカ・コーラを飲んだくらいで避妊効果があったら大変でしょう。本当だったらもっと前から大騒ぎになっているはずです。真面目に研究するまでもなく、ありえない話と言って良さそうです。

ところが他所様のブログを拝見すると、どうもコカ・コーラの使用法が「飲む」に限った話ではないようなのです。
こんな都市伝説があるのだとか

都市伝説広場
http://umaibo.net/ul/basic/goraku/colahi.html
あくまでも「都市伝説」ですから、根拠なんかありませんし真に受けてはいけません。流石に無茶だろうとは思うのですが、信じる人がいるのでしょうか?

詳しい内容を見ていないのでわからないのですが、今回受賞した研究ではコーラがどのように使われていたのでしょうか。どちらにしても、胡散臭い話であることには違いないのでしょうけれど。
 
ちなみに今回のイグノーベル賞では、日本人の研究者が認識科学賞を受賞しています。
「単細胞が迷路解く」受賞 イグ・ノーベルで中垣氏ら (47NEWS)
http://www.47news.jp/CN/200810/CN2008100301000200.html
 【ケンブリッジ2日共同】ユーモアにあふれた科学研究などに贈られる「イグ・ノーベル賞」の授賞式が2日、米マサチューセッツ州ケンブリッジのハーバード大で開かれ、アメーバのような動きをする単細胞生物「真正粘菌」が迷路の最短距離を導き出すことを発見した研究で、北海道大の中垣俊之准教授ら6人が認識科学賞を共同受賞した。

 人間にとっても難しい迷路の探索を、脳も神経もない粘菌ができることを発見した点が評価された。受賞あいさつで、中垣氏が「日本の辞書で単細胞は頭が悪いと書かれているが、単細胞はわれわれが考えてきたよりずっと賢い」と話すと、数百人の観客から拍手と歓声を浴びた。

 中垣氏らの研究では、3センチ四方の迷路に粘菌を置くと、最初はすべての道に体を伸ばす形でふさいでしまうが、迷路の入り口と出口に食べ物を置くと、最短距離だけを結ぶようになった。
こちらはコーラの話とは違って、「まともな内容だがユニークな研究」のようです。名誉な形での受賞ですね。
先日の『みんなでスペランカー』に続いて、、『怒首領蜂 大往生 ブラックレーベル EXTRA』のPVにも驚かされてしまいました。まさかロンゲーナ大佐があんなことを言うなんて・・・。

【動画配信】『怒首領蜂 大往生 ブラックレーベル EXTRA』の最新PVを独占公開 - ファミ通.com
http://www.famitsu.com/game/coming/1218492_1407.html

大佐が出てきたからには当然、

ぬがよい

と言われるものだと思っていただけに

萌えるがよい

なんて言われるとは思いもしませんでした。彼に何があったのでしょうか。

PS2版のPVも凄い内容でしたが、それとは違った意味で驚きました。ちなみにPS2版はこんな映像でした。

YouTube - 怒首領蜂 大往生 PS2版DEMO
http://jp.youtube.com/watch?v=3Q1ogA-lAog&feature=related

YouTube - 怒首領蜂大往生デスレーベル(プロモーションムービー)
http://jp.youtube.com/watch?v=c9fmchQq0Qk

初めて見た時には、凄すぎて笑うしかなかったのを覚えています。
アイレムの公式サイトを見てきたら、トップページに気になる更新情報(10月3日付)を発見しました。
http://www.irem.co.jp/menu/index.html
「みんなでスペランカー」公開。
みんなでいこう!愉快な洞窟探険!



・・・。

今日は4月1日ではありませんよね?

EXIDNA専用ソフトだったりしませんよね?

値段が200兆円(税込)だったらとても買えませんよ?

沿岸バスのツアーで実施された「みんなでスペランカー大会」のことでもありませんよね?

・・・・・・。

どうやら本当みたいです。

みんなでスペランカー 公式サイト
http://www.irem.co.jp/official/minnade_spelunker/index.html

PlayStation3のダウンロード専売タイトルとして、今冬配信予定となっています。『みんなでスペランカー』は今年の4月1日にエイプリルフールネタとして公開されていましたが、今度こそ本当のようです。

10月9~12日に行われる東京ゲームショー2008の情報を見ると、アイレムブースで何やら情報を公開してくれるようです。ここでもう少し詳しいことがわかるかもしれません。

東京ゲームショー2008に出展します! (アイレム公式サイト)
http://www.irem.co.jp/tgs2008/index.html

これは東京ゲームショーに行くべきでしょうか。悩みます。

ところでネタを本当にするということなら『どきどきすいこでん』にも期待したくなるのですが、流石に無理なのでしょうね。

・ヒロインは全部で108人
・108人にそれぞれ違う声優を起用
・10m×2mのポスターが付くなど豪華すぎる初回限定BOX


本当にやってしまったら、恐らく会社が傾きます。こちらはネタだけに止めておいてもらったほうがよさそうです。

♪どきどきすいこでん♪ (アイレムの2001年・エイプリルフール企画)
http://www.irem.co.jp/contents/gallery/aprilfool_01/index.html

[追記]
別のところでは、一昨日の時点で既に情報が出ていたのですね。知りませんでした。

PS3で『スペランカー』が復活 (PS3NAVI)
http://ps3navi.com/log/2008/10/ps3_1.html

「最大4人でのマルチプレイモード」とはどんなものでしょうか。気になります。
現在開催中の大分国体ですが、レスリングは全試合が終了しました。
結果はこちらから

フリースタイル
http://www.japan-wrestling.jp/New08/458.html

グレコローマンスタイル
http://www.japan-wrestling.jp/New08/451.html

少年の部でインターハイ王者が敗れたり、成年の部では明治乳業杯優勝者や前回の国体王者が敗れる階級もありました。しかし一番の波乱は、北京五輪代表だった加藤賢三が決勝で敗れたことでしょう。加藤にとっては引退試合のはずだったのですが、有終の美を飾ることはできませんでした。

以下、気になった階級を挙げてみます。

■成年の部 フリースタイル
○55kg級
2連覇を狙う稲葉泰弘と、6月の明治乳業杯で優勝した湯元進一が準決勝で激突しました。明治乳業杯では湯元が勝ちましたが、今回は稲葉の勝ちです。稲葉は決勝戦も勝って2連覇を達成しました

○60kg級
今回は湯元健一も高塚紀行も井上謙二もいません。ですが大館信也、小田裕之、大澤茂樹がいる上に、55kg級から階級を上げてきた齋藤将士と杉谷武志も加わった実力者揃いの階級でした。
齋藤を大館が破り、その大館を小田が破り、さらに小田を破った大澤が優勝を決めました。

○66kg級
怪我に泣かされ北京五輪代表を逃してしまった小島豪臣ですが、6月の明治乳業杯に続いて今回も優勝しました。完全復活と言って良さそうです。

○74kg級
準決勝に残ったのは天皇杯優勝の長島和幸、明治乳業杯優勝の萱森浩輝、前回の国体王者・高橋龍太、天皇杯・明治乳業杯ともに準優勝の高谷惣亮の4人です。
天皇杯・明治乳業杯ともに高谷に敗れていた高橋ですが、今回は高橋が勝ちました。長島も萱森を破り、決勝戦は昨年と同じ対戦になりました。前回は高橋が勝ったのですが、今回は長島の勝ちでした。この4人は恐らく12月の天皇杯にも出場するでしょうから、天皇杯が楽しみでもあります。

レスリングは終わってしまいましたが、国体は10月7日まで行われます。

チャレンジ!おおいた国体 公式ページ
http://www.mejiron.jp/kokutai/
『プリニー』体験版がPLAYSTATION®Storeで今日から配信開始されていたので、試しに入手して遊んでみました。

体験版では1ステージしか遊べなかったので何とも感想を言い難いのではありますが、最初に思ったのは「残機が1000も必要なのか?」ということでした。きっと鬼のように難しいのかと思いきや、さほど苦労せずにゴールまでたどり着けました。もっとも体験版は1ステージ限りですから、別のステージやボスとの戦闘になれば状況も変わるのかもしれません。

ところで主人公のプリニーは「投げられると爆発する」という特徴があるのですが、その設定が生かされる場面はあるのでしょうか。仲間のプリニー数十体を犠牲にする代わりに、空からプリニーの大群が降ってきて敵を殲滅するだとか、そういう場面があったら良かったのですが。

結局のところ今回の体験版では、わかることが少なすぎて何とも言えない状態です。とりあえず『海腹川背Portable』の体験版が出た時の様な惨状ではないことがわかっただけでも収穫でしょうか。今後の情報に期待です。

プリニー ~オレが主人公でイイんスか?~ 公式ページ
http://prinny.jp/
『逆転裁判』が宝塚で舞台化されるそうです。

宝塚歌劇 新着情報/公演関連
http://kageki.hankyu.co.jp/news/detail/c97bc548e14f656fecd3e6b08af218a2.html
『逆転裁判』-蘇る真実-
原作・監修・制作協力/株式会社カプコン
脚本・演出/鈴木圭

300万本の売り上げを誇り、女性にも人気のゲームソフト「逆転裁判」を題材にした話題作で、アメリカを舞台に熱血弁護士が難事件を解決していく物語。宝塚歌劇では、弁護士としての活躍を描くと共に、ラブ・ロマンスの要素も織り込み、舞台化。ゲームソフトで使用される楽曲と宝塚版ミュージカルとのコラボレーションも見どころです。
「ラブ・ロマンスの要素も織り込み」とありますが、一体どうなるのでしょう。

主人公「好きです!付き合って下さい!」

女「ごめんなさい」

主人公「異議あり!」

こんな感じでしょうか?『逆転裁判』やったことがないのでわかりません。

ところで他のゲームを舞台化した場合だとどうなるでしょうか。いくつか考えてみました。

■いっき
二人組みの主人公が多数の敵をなぎ倒していく様は絵になりそうです。ただし武器が鎌と竹槍なので少々地味かもしれません。

■カラテカ
礼!

以上

■シャドウゲイト
うおーっ!
わたしは さこびごえを あげ かんきゃくせきへ ホップ ステップ ジャンプ・・・ かーるいす!!
わたしは げきだんを くびになってしまった。

ざんねん! わたしの ぼうけんは ここで おわってしまった!

■魔界村
主人公のアーサー役は、もちろん黒田アーサーですね。
こんな感じで

http://pya.cc/pyaimg/pimg.php?imgid=29900

どれもうまくいきそうにありません。ゲームを舞台化するのはなかなか大変なようです。
 明日から国体が始まります。開会式は明日なのですが、実は既に終了している競技もあったりします。詳しい日程については公式ページをご覧下さい。

チャレンジ!おおいた国体 -
http://www.mejiron.jp/kokutai/

 レスリングは28日から始まります。組み合わせはこちら
 ↓
http://www.japan-wrestling.jp/New08/497.html
先日『水からの伝言』について書いた時に、少しだけ触れたEM菌についてのコメントを頂いきました。せっかく話題に出たのだから軽くまとめてみようと思ったのですが、結果はタイトルの通りです。どうやら私の能力では、EM菌を理解することはできないようです。

どうして微生物の話をしているはずなのに、

波動
重力波
シントロピー
なんて言葉が出てくるのでしょうか。
私にはさっぱりわかりません。

中途半端ではありますが、調べた内容について一応書いておきます。

EM研究機構によると、EMとは次のように説明されています。

EMとは?|EM研究機構|EM Research Organization
http://www.emro.co.jp/em/index.html
乳酸菌、酵母、光合成細菌を主体とする有用な微生物の共生体(製品名「EM・1R」)で、農業、畜産、水産、環境浄化、土木建築など様々な分野に利用可能な多目的微生物資材です。

種類の異なる微生物を混合して利用する、というのは何となくありそうな話です。一方で微生物の種類によって適する環境が異なると思うのですが、その辺はどうなっているのでしょう。

続いて開発の経緯としては、次のように説明されています。
当時、琉球大学農学部の比嘉照夫教授(現職:名桜大学教授)が、1977年、微生物の農業利用について研究に着手し、安全性と現場再現性を徹底して追求した結果、1982年、画期的な微生物複合培養技術の基礎が確立されました。
 以後、EM技術は、化学薬品に頼らない農業を目指す個人や団体から徐々に注目されるようになり、今では国内2社 (株式会社EM研究所 / 有限会社サン興産業)、海外55ヶ国で製造されるようになっています。


EMの利用法になると、素人ながらちょっと首を傾げたくなる内容になってきます。あまりに適用範囲が広いのですが、本当にそんなにも都合の良いものがあるのでしょうか。

EM活用技術 |EMとは?|EM研究機構|EM Research Organization
http://www.emro.co.jp/em/science/index.html
EMは開発当初の土壌改良材というジャンルを超え、現在では農業、畜産、水産、水処理、リサイクル、土木建築、医療、等々様々な分野で活用が進んでいます。


(追記)こちらの方がわかりやすかったかもしれません。
 ↓
EM情報室 WEBマガジン エコピュア EMとは?
http://www.ecopure.info/em/index.html
EMとはEffective Microorganismsの略語で、有用な微生物群という意味です。

EMは自然界から採種し、抽出、培養した微生物で、琉球大学農学部の比嘉照夫教授が開発しました。

EMの中には数十種類の働きの異なる微生物が入っています。主な微生物として、食品に使われる同じ仲間の乳酸菌、酵母をはじめ光合成細菌、放線菌、糸状菌などがあります。このEMを土に入れることにより、土の持つ力を十分に発揮させ、植物が健康に育つ環境を作り出します。

当初は土壌改良資材として開発されたEMですが、現在では農畜水産だけでなく水質浄化をはじめとする環境浄化や、医療、建築、教育など様々な分野に広がっています。
(追記終わり)

さて、どうしても理解できないのは比嘉照夫氏による次の主張です。

EM情報室 WEBマガジン エコピュア 連載 新・夢に生きる ⑤ 比嘉照夫名桜大学教授
http://www.ecopure.info/rensai/teruohiga/yumeniikiru05.html
昨年の12月、江本勝さんが設立した(株)IHMの20周年記念セミナーに船井幸雄さんと私がゲストスピーカーとして招待され、波動についていろいろとお話しする機会がありました。私はEMの本質的な効果は、関英雄先生が確認した重力波と想定される縦波の波動によるものと考えています。

「重力波と想定される縦波の波動」とは何でしょう?それがEMの本質的な効果だと言うのですが、さっぱりわかりません。
続きます。
これまで明らかとなっている波動は電磁波としてとらえられる横波であり、物質がエネルギー化し消失する一連の流れに沿ったものであり、エントロピーの法則に従うものです。重力波は、そのエネルギーの流れとはまったく逆の関係を維持する波動と言えるもので、汚染や低レベルのエネルギーを使えるレベルに集約し、そのエネルギーで物質化を促進する力があると言われています。私はこのような現象をシントロピーと称しています。

比嘉氏の造語である「シントロピー」が登場です。
また続きます。
すなわち、シントロピーとは「蘇生の法則」とも言えるもので、これまでマジカルとかオカルトと言われる未知の分野を支配する法則に類似し、物質に対する反物質的な存在と言えます。したがって、一口に波動と言ってもその形態はまったく異なっており、常識的な波動の概念では説明が困難であり、理解することは不可能と言えます。波動による蘇生的な現象は従来の常識とは異なる別の波動の概念を考える必要があり、私は重力波の存在がその根底にあるものと考えています。

もはや私の理解できる範囲を完全に超えてしまいました。「シントロピー」、「波動」(物理学の教科書に出てくる意味での「波動」ではない)、「重力波」と並べられて、何が何だかわかりません。

後半にもいろいろ書いてあるのですが、読むのが嫌になりました。とりあえず、『水からの伝言』の江本勝と「EM」の比嘉照夫、経営コンサルタント(?)の船井幸雄が仲良しだということくらいは覚えておきます。

ここまででギブアップです。余力ができたら追加するかもしれません。

[追記]
EM研究機構のページから、関連団体として財団法人自然農法国際研究開発センターへのリンクがあったので、そちらを見てみました。

国内普及について~財団法人自然農法国際研究開発センター
http://www.infrc.or.jp/act/domestic.html
自然農法の技術は、EM(有用微生物群)を活用した育土(土づくり)技術による農作物の栽培指導が中心です。さらに、EMを利用した畜産廃棄物の悪臭対策やその有効堆肥化などの技術指導も行っています。
EMに関する技術指導をしているようです。ところで、人為的に微生物を投入して環境を変えようとすることを「自然農法」と呼んでも良いのでしょうか。

さて、私の力だとこれ以上自力でまとめるのは難しいようなので、参考になりそうなリンクを貼っておきます。

EM菌 まとめ(仮) - 妄想科學日報
http://d.hatena.ne.jp/DocSeri/20080623/1214205987
既にまとめを作っている人がいました。タイトルに「(仮)」と付いていますが、「EMって何? 何か不味いことがあるの?」という人に対して必要な情報は揃っています。

農法あれこれウォッチング (エムティーファーム やまさんのお庭)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~atotsugi/nouhou/nouhou.htm
「○○農法」と呼ばれるものについて検証しています。EMについても検証しています。

ああEM 永久の楽園 (もっと休むに似ている)
http://gallerytondemo.blog.shinobi.jp/Entry/71/
比嘉照夫氏の著作にあった内容を紹介しています。

エフェクティブ・マイクロオーガニズムス教団、略して・・・ (もっと休むに似ている)
http://gallerytondemo.blog.shinobi.jp/Entry/74/
「ああEM 永久の楽園」の続きです。比嘉氏の主張がどんどん変な方向に進んでいく様子が窺えます。

EM菌投入は河川の汚濁源(kikulog)
http://www.cp.cmc.osaka-u.ac.jp/~kikuchi/weblog/index.php?UID=1205503037
EM菌を投入して河川を浄化しようとする取り組みに対し、効果が不明なだけでなく反対に河川を汚染することにもなり得ると指摘しています。

ここで紹介したサイトの中でも語られていますが、EMは万能ではないことは覚えておくべきでしょう。「EMさえあれば水質汚濁が解決する」なんて都合の良い話はありませんし、そもそも何にでも使えるわけではありません。そのはずなのですが、EMは万能であるかのように語られることがあります。困ったものです。

(おまけ)
万能ねぎの万能性を確かめてみる - されど空の青さを知る
http://blog.mynet.co.jp/tsuji/2007/12/negi.html
万能ねぎの「万能」ぶりだって限度があるのです。
『水はなんにも知らないよ』は、『水からの伝言』や「○○水(ナントカ還元水みたいなもの)」のような水にまつわる怪しげな言説について検証・批判している本です。科学的な話が中心になっていますが、難しい言葉はあまり出てきませんので読みやすいと思います。

また、『水からの伝言』への批判サイトとしては、
「水からの伝言」を信じないでください
http://www.gakushuin.ac.jp/~881791/fs/

「水からの伝言」を教育現場に持ち込んではならないと考えるわけ
http://www.cp.cmc.osaka-u.ac.jp/~kikuchi/nisekagaku/mizuden_doutoku2.html

「水からの伝言」に言語学の立場から反論する - 思索の海
http://d.hatena.ne.jp/dlit/20070521/1179748496
が参考になると思います。

さて、何故こんなことを書いているかといいますと、関東地区の公立小・中学校の女性校長会で、江本勝を招いて『水からの伝言』に関する講演をしたそうです。

『教育現場に水のメッセージを』(『Hado』9月号)|ほたるいかの書きつけ
http://ameblo.jp/fireflysquid/entry-10139358661.html

『水からの伝言』の話が、児童や生徒のためになると思っているのかもしれませんが、あんなものは与太話でしかありません。そもそも『水からの伝言』及び関連書籍で主張されている内容は、「波動測定器」だとか「波動情報を転写した水」などを売りたいがための嘘でしかありません。
良識ある大人であるはずの校長先生たちが集まって、嘘をついて怪しげな商売をしている人の片棒を担ぐような真似をしてしまったのですね。例え善意からの行動でも、間違っていれば害悪にしかなりません。(場合によっては暴力にも凶器にもなり得ます)
ちなみに江本勝のやっている商売とはこんな感じです。

波動ライフ-Hadolife WebShopping
http://hadolife.net/
「波動測定器」や「波動情報を転写した水」が売られています。

【HADOアストレア】HADOアストレア体験会のご案内
http://www.hado.com/web/hadoastrea0.htm
1,995,000円もする「HADOアストレア」という機械も売っています。


そういえば以前、「インターネット上にある情報には正しくないものもある」ということを教えるために『虚構新聞』を利用している先生がいることを紹介しました。
http://75424.diarynote.jp/200808272222580000/

どうやら生徒に限らず学校の先生方にも「インターネット上に限らず怪しい話は沢山ある」ということを今一度考えて頂く必要がありそうです。私の希望としては、大多数の先生は良識ある方だと信じたいですが。

ところで、
・水からの伝言
・ゲーム脳
・百匹目の猿
・EM菌
・創造論(「フライング・スパゲッティ・モンスター」も必要でしょうか)
これらをどのくらいの人たちが信じているか、調査したらどんなことになるのでしょうか。興味はありますが、ちょっと怖い気もします。

[追記]
私が『水からの伝言』を批判するのは以下のような理由です。

●事実であるかのように語られているが、科学的な根拠は全くない。
・「波動」などという「科学っぽい」説明がされているが出鱈目である。

●水に善悪の判断を委ねるなど滑稽であり、「いい話」とはとても言えない。
・相手を気遣ったり、相手に感謝する理由は「きれいな水の結晶ができるから」なんですか?
・自分の言ったことで相手がどんな気持ちになるのかなんて、自分の頭で考えろ 。

●言葉の意味を理解するには、それに関わる様々な情報を持っている必要がある。
・ある言葉だけを抜き出して単純に「良い」「悪い」と判断することはできない。

一番大きな理由は

嘘をつくな

なのですが。

アブラハミアンが失格処分の取り消しを求めてCASに提訴した件で、日本レスリング協会の公式ページにも情報が出ていました。

アラ・アブラハミアン(スウェーデン)が国際オリンピック委員会を提訴…五輪銅メダルはく奪問題 (日本レスリング協会)
http://www.japan-wrestling.jp/New08/473.html

どういう理由かはわかりませんが、結論が出るまで4ヶ月もかかるそうです。来年の1月以降にになってしまうとは、なんとも気の長い話です。
出掛けた帰り道でちょっと時間があったので、ゲームセンターに寄って遊んできました。

■スペランカー
まさか置いているとは思っていませんでした。ファミコン版とは違い、落下=即死ということはなくなったのですが、代わりにエネルギーの減り方が早くなりました。どこに進んでよいかわからずにうろうろしていると、エネルギー切れで死んでしまいました。アーケード版は緻密な操作よりも、素早く進めていくことの方が重要なようです。

■怒首領蜂 大往生(白版)
シューティングが苦手なくせに、無謀にも挑戦してみました。ちなみに何故かPS2版は持っているのですが、何度もコンティニューしないとクリアできませんでした。デスレーベル2周目などとんでもない・・・。
そんな腕前ですので3面あたりで力尽きました。

■怒首領蜂 大復活
『大復活』の公式サイトを見たときに、『大往生』とは随分イメージが変わっていてたのはちょっと驚きでした。ストーリーなどあってないようなものだと思ってはいたのですが、それでも前作に登場したキャラが敵に回るのは、よくあるパターンといえども嫌な感じです。
それはさておき、やっぱり下手くそなので3面の途中で力尽きました。もう一度最初からやり直してみましたが、今度は3面のボスに辿り着いたところでやられてしまいました。

滅多に行かないのですが、たまにはアーケードのゲームで遊ぶのも楽しいですね。古いゲームも幾つか置いていたのが嬉しいところです。次に行ったときは『チェルノブ』にでも挑戦してみましょうか。場所柄仕方がないのかもしれませんが、自分が遊んでいるゲームの音が聞こえないのは何とかならないかとも思いましたけど。
アブラハミアンが北京五輪の準決勝における判定に対して抗議している件は、未だ解決には遠いようです。

アブラハミアンが再び提訴 IOCの失格処分撤回求め (デイリースポーツonline)
http://www.daily.co.jp/newsflash/2008/09/11/0001434960.shtml
 【ロンドン11日共同】スポーツ仲裁裁判所(CAS)は11日、北京五輪のレスリング男子グレコローマンスタイル84キロ級で獲得した銅メダルをはく奪されたアラ・アブラハミアン(スウェーデン)が、国際オリンピック委員会(IOC)の失格処分の取り消しを求めて提訴したと発表した。

 同選手は判定を不服として表彰式の最中にメダルを投げつけたため処分を受けたが、失格ではなく注意にとどめるべきと主張。8月には準決勝の判定の撤回を国際レスリング連盟に求めてCASに提訴している。


失格処分の是非については、アブラハミアンにとって大事な問題なのかもしれません。しかし私はそれよりも、問題の発端となった「判定の是非」の方が気になってしまいます。どんな答えが出るかはわかりませんが、きちんとした結論が出ることを期待します。
左上に画像を設定できるようになったのですが、適当そうな画像も持っていません。とりあえず前に撮った「ハッカごはん」の写真を選んでみました。

■たぶん参考にならないハッカごはんの作り方
1.炊飯器でご飯を炊く。ハッカ油を数滴入れておく以外は普通の炊き方。
2.炊き上がったら茶碗に盛り付け、ミントの葉をのせる。
以上

※注意
・ハッカ油は食用不可な種類の製品もあります。事前に確認しておきましょう。
・ハッカ油の成分を含んだ蒸気は、目に入ると痛い思いをすることがあります。炊飯器のフタを開ける際は注意しましょう。
・味の保証はしません。
「事故米を正規米と混ぜて流通させたせいで、肝臓がんになる人が増えている」と主張している人がいるようです。

痛いニュース(ノ∀`):「企業努力とテクニックで」 有害米、なんと正規米にも混ぜて出荷…三笠フーズ
http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/1173208.html

63 名前:名無しさん@九周年[] 投稿日:2008/09/08(月) 12:21:42 ID:iictaJAz0
肝臓がん患者は事故米が流通し始めた10年前から
西日本を中心に爆発的に増加中です。

国立がんセンターがん対策情報センターの資料から、肝臓がんによる死亡者が西日本で多い傾向にあること、1995年から急激に死亡者の増加が見られることを根拠としているようです。尚、グラフについては国立がんセンター対策情報センターのページ( ttp://ganjoho.ncc.go.jp/pro/statistics/gdball.html?7%2%1)から確認できます。また、グラフの元になったデータは、人口動態統計によるがん死亡データ(1958年~2006年)としてこちら( ttp://ganjoho.ncc.go.jp/professional/statistics/statistics.html)からダウンロードできます。

確かに1995年から肝臓がんによる死亡者が急激に増加しているのですが、その理由を「10年前に事故米が流通し始めた」ことによるものとするのは無理がありそうです。「大勢の人が事故米を食べて一斉に肝臓がんになり、すぐさま亡くなった」ということになってしまいます。これはあまりにも不自然です。では、どういった理由によるものなのでしょうか。これについては、NATROMさんのブログで解説されています。

有害米と肝臓癌死亡数の増加は無関係 - NATROMの日記
http://d.hatena.ne.jp/NATROM/20080909

こちらでまとめさせて頂くと、次のような理由によるものとして説明されています。
・肝臓がんの主要な原因は、肝炎ウイルスの持続感染である
・西日本は肝炎ウイルスに感染している人が東日本と比べて多い
 ↓
 西日本には肝臓がんになりやすい人が多い。それ故、死亡者も多くなる

・1995年から、死因統計分類の方法が変わった
・以前は別の死因とされてきた事例も、肝臓がんによる死亡として分類されるようになった
 ↓
 新たに「肝臓がん」として分類されることになった分が上乗せされた。そのため死者が急激に増えたように見える

「肝臓がん患者は事故米が流通し始めた10年前から西日本を中心に爆発的に増加中です。」という主張には、どうやら根拠がなさそうです。


ところで私には、
自然界における 「最強の発がん性物質」 アフラトキシンB1
(0.0015ppm = 10億グラム中に1.5グラムの濃度で、 100%発癌 )
この部分がよくわかりません。
アフラトキシンの危険性を訴えたかったのだとしても、どうして単位が濃度を表す[ppm]なのでしょうか。急性毒性の強さを示す半数致死用量(LD50)だと単位は[mg/kg体重]です。人が一生涯にわたり毎日摂取しても健康上悪影響がないと推定される化学物質の最大摂取量を表す、一日許容摂取量(ADI)だと単位は[mg/kg体重/日]になります。つまり「体重1kg対して摂取する物質が何mgか、または1日あたり何mgか」というように、量が問題になるはずなのです。濃度の問題ではありません。このデータを見つけてきた人は、何か勘違いをしてしまっているようです。

 

もちろん、例え肝臓がんと関係がなかったとしても事故米を食用に利用したことは当然批判されるべきです。また、事故米が原因で何らかの健康被害が発生していた(または将来発生する)可能性もゼロではありません。ただし、根拠のない理由で批判をするべきではありません。要するに、批判するならちゃんとしましょうという話です。
沿岸バスというバス会社が、今年の4月1日に「さよならアイレム動物園 往年の名車「スペランカー号」で行くファイナルツアー」というエイプリルフールネタを披露していました。
http://www.engan-bus.co.jp/2ch_irem.html

もちろんウソだったのですが、今度は本当に沿岸バスのツアーで「スペランカー号」が登場することになりました。

スペランカー号で行く秘境小幌駅と寿都・積丹・泊原発3日間 (沿岸バス)
http://www.engan-bus.co.jp/2ch.html

アイレム社黙認というのが素敵です。沿岸バス杯「みんなでスペランカー大会」も同時開催されます。とても面白そうなのですが、私には乗り物酔いという深刻な問題があります。段差どころかバスに揺られているだけで私の残機がみるみる減ってしまい、ツアーどころではなくなってしまいそうなので参加は断念しました。

やっぱり参加した人は、少しだけ高い所(多分、膝くらいの高さ)から飛び降りて「1機死んだ!」とかやるのでしょうか。

おまけでもう一つ
せっかくだから、俺はこのエコールのツアーを紹介するぜ!

デスクルーズ2008
http://www.e56.info/deathcruze2008.html

『デスクリムゾン』の13回忌イベントです。「13周年記念」ではなく「13回忌」です。やはり『デスクリムゾン』だからでしょうか。

ゲーム博物館:くそげー博物館:デスクリムゾン
http://www.hatsune.cc/game/kusoge/death/

ちなみに『デスクリムゾン』は、ある人の手によって国会図書館に寄贈されています。

国会図書館にデスクリムゾン寄贈へ
http://www2.117.ne.jp/~mat/lc_dc/lc_dc.htm

「一般資料の検索(拡張)/申込み」から「電子資料」にチェックを入れ、タイトルを「デスクリムゾン」と入力して検索すると出てきます。

国立国会図書館 NDL-OPAC
http://opac.ndl.go.jp/index.html
『魔界戦記ディスガイア』に登場したプリニーが、今度は主人公になるそうです。

プリニー 〜オレが主人公でイイんスか?〜 (日本一ソフトウェア)
http://prinny.jp/

公式サイトを見た限りでは、なかなか軽快に動いてくれそうです。それにしても、残機が1000匹とは思い切ったものですね。とはいえ『ディスガイア』は、後半になるにしたがってダメージの数値がとんでもないことになってくるゲームでしたから、このくらいどうということはないのかもしれません。
ところで『ディスガイア』の世界ということは、プリニーカーチスや「姉御肌のプリニー」、「頭に特徴のあるプリニー」は登場するのでしょうか。色々と楽しみではあります。

さて、楽しそうな作品に見えるのですが、『魔界村』のアーサーよりも華麗にジャンプするプリニーを、「史上最弱主人公」と呼んでいることには納得がいきません(「『ディスガイア』シリーズの中では最弱」という意味かも知れませんが)。「アクションゲーム史上最弱の主人公」と言えば、やはりこの人しかいないでしょう。

http://www.nintendo.co.jp/wii/vc/vc_sl/vc_sl_01.html

ちなみに私もよく知らないのですが、アーケード版のスペランカーはちょっと強くなっているそうです。高いところから落ちても、気絶で済むのだとか。
http://uso8oo.com/wara/bangai02.html

怖い話

2008年9月5日 怪しい話
夏らしいと思える日が数えるほどしか来ないまま、もう9月です。しかし今回は、そんなことにはお構いなしに怖い話です。私の見つけた怖い話を幾つか紹介します。

まずはこちらから
■脳卒中にならない方法?

幻影随想: 一生に一度飲むだけで脳卒中で絶対に倒れない法、というのがひそかに広がっているらしい
http://blackshadow.seesaa.net/article/102400495.html

文字通りに「毒にも薬にもならない」ようなので、これを飲んだり勧めたりすること自体が直ちに悪だとは言えないかも知れません。ただ、「脳卒中にならない」という話を本気にして医師の診察を受けるのが遅れたり、必要な治療を拒否するようなことになったとしたら、笑ってはいられません。

「脳卒中になりにくい方法」であれば、こちらを参考にしながら生活習慣を見直した方がよほど良いでしょう。
脳卒中の予防法は? (厚生労働省)
http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/kenkou/seikatu/nousottyu/prevention.html

  

■ホメオパシー
さて、もう少し深刻になったのが次の話です。子どもが耳に怪我をしたので、それをホメオパシーで治そうとする母親のブログが紹介されています。

ホメオパシーと医療ネグレクト - NATROMの日記
http://d.hatena.ne.jp/NATROM/20080516

「ホメオパシーって何?」という人や、「ホメオパシーの何が問題なの?」という人は、こちらをご覧下さい。

ホメオパシー - Skeptic’s Wiki
ttp://sp-file.qee.jp/cgi-bin/wiki/wiki.cgi?page=%A5%DB%A5%E1%A5%AA%A5%D1%A5%B7%A1%BC
誤解の無いよう書いておきますが、ホメオパシーとは「どうして効果があるのかわからない」というものではなく、「効果があることすら確認できていない」という代物です。尚、体験談では「効果があった」とすることはできません。何もしないでも治った場合や、効果があってもプラセボ(またはプラシーボ)によるものであった場合と区別が付かないからです。(詳しくはSkeptic’s Wikiを読んで下さい)

幸いにしてその子の耳は治ったようですが、別にホメオパシーだから治ったわけではないでしょう。もっともその子の母親は、そうは思っていないようですが。
放っておいても自然に治る程度の病気や怪我ならまだしも、命に関わるようなものであればどうするつもりなのでしょうか。また、人から人へ感染する病気の場合、適切に対応しないと病気をばら撒くことにも繋がります。この母親は、そこまで考えているのでしょうか。
見かねた人が、この母親のブログに「ホメオパシーは止めたほうがいいのではないか」という主旨の書き込みをしていました。しかし当人は、考えを変える気はないようです。

 

■マコモ風呂
最後の話は、こちら

幻影随想: 恐怖のマコモ風呂
http://blackshadow.seesaa.net/article/93103924.html

もはや洒落にならないレベルです。
ちなみにマコモ風呂の画像がリンク切れになっていますが、こちらから見ることができます。ただし、見ない方が幸せかもしれません。
ttp://209.85.175.104/search?q=cache:Z3_hzrGx_ToJ:plaza.rakuten.co.jp/Naturalhealing/diary/200702030000/+%E4%BB%8A%E6%97%A5%E3%81%AE%E3%83%9E%E3%82%B3%E3%83%A2%E9%A2%A8%E5%91%82&hl=ja&ct=clnk&cd=1&gl=jp

  

■おわりに
いずれもとんでもない話のはずなのですが、それを良いことだと信じた上で他人に勧めようとする人が存在します。私にはこのことが一番恐ろしく感じられるのです。

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