出かけた先で、ふと目に入った会社の名前

 「東洋鉄球」と書いてあります。

 名前に「東洋」と付く会社はいくつか聞いたことがあります。
 東洋水産、東洋ゴム工業(トーヨータイヤ)、東洋紡、学校なら東洋大学、ほかにも沢山あるのでしょう。

 しかしながら名前に「鉄球」が付く会社はなかなか目にする機会がありません。どんなことをしているのでしょうか。

 名前のとおり鉄でできた球状の物(要するに鉄球)を取り扱っていることは間違いないと思うのですが、具体的にはどんなものなのでしょうか。

 思い浮かんだのは、
 建物解体用のクレーンにつける鉄球
 投てき競技用の砲丸
 零式鉄球(マンガの話です)

 何だかよくわからないので会社のホームページを見ることにしました。

 東洋鉄球株式会社 会社概要 http://www.toyo-gb.com/company.html

 事業内容に「粉砕媒体の製造・販売」とあります。

 粉砕媒体というのもあまり馴染みのない言葉ですが、粉砕機で使用する鉄球を作っているようです。

 砕きたいものを粉砕機に入れる→粉砕機回転→中にある鉄球とぶつかり粉々になっていく

 という仕組み(こういう種類の粉砕機はボールミルと呼ばれ、金属鉱山やセメント工場で使われているそうです)で、この中に入れる鉄球を作っているのが東洋鉄球という会社、ということのようです。

 世の中には色々な会社があるのですね。

コメント

マサムネ
2015年5月21日23:31

ベアリングの工場かと思いましたけどベアリングは○○ベアリングって名前にしますよね?(汗)

一緒に粉々にしたあとはなんどか再使用できるなら鉄球のコスパはよさげですね。

リノール
2015年5月23日1:21

 なるほど。ベアリングは思い浮かびませんでした。ちなみにベアリング製作の会社を探してみたら、鉄球ではなく○○鋼球という名前にしている会社もありました。

 粉砕媒体としての鉄球のコストパフォーマンスまではよくわかりません。粉砕作業を繰り返せば鉄球や粉砕機自体も摩耗してくるはずなのですが、粉砕する対象物や使用頻度にもよるのでしょうし、鉄球の代わりにセラミックや石を使う場合もあるそうです。