ちっともまとまっていませんが、考えたことを書いてみます。

医師不足が問題なら医師を増やせば良さそうなものですが、簡単に増やせるようなものではありません。医学部の定員を増やすそうですが、医師免許を取得するまで6年かかります。医師として活躍してもらうには、更に何年か経験を積む必要があるでしょう。医師はハツカダイコンと違ってすぐに育つようなものではありません。

病院が医師を雇うにもお金がかかります。厚生労働省は医療費を増やしたくないようですが、どこからお金をもってくればいいのでしょうか。

労働条件も大きな問題です。昼間の勤務が終わっても、当直で入院患者や救急車で運ばれてくる患者への対応に追われ、朝になったらそのまま通常の勤務が始まるなんてこともあるそうです。
ところで厚生労働省の仕事を見てみますと

Q1:厚生労働省ってどんな仕事をしているのですか?(厚生労働省)
http://www.mhlw.go.jp/kids/a01.html
厚生労働省では、私たちの生活をよりよくするために、いろいろな仕事をしています。病気を予防したり、食品の安全を確かめたり、お年寄りや体の不自由な人のための仕事や、働きたい人に仕事を紹介[しょうかい]したり、働く人が安全で快適に働ける環境[かんきょう]をつくる仕事をしています。

「働く人が安全で快適に働ける環境」には「医師が安全で快適に働ける環境」も含まれているはずなんですけどね。労働条件を改善しないと、本当に人手が必要な所にも人は集まらないでしょう。

結局のところ、現在受けている医療の水準を維持しようと思っても、人もお金も足りないわけです。そうすると、将来的に(そう遠くないことかもしれませんが)患者の金銭的負担が増大したり、希望した時に診察を受けることができなくなったりしそうですが、それも仕方がないことなのでしょうか。

かと言ってこのまま諦めるのも嫌なので、医療崩壊を先延ばしする程度でも何とかできないものでしょうか。県立柏原(かいばら)病院の小児科を守る会の活動にヒントがありそうです。

県立柏原病院の小児科を守る会
http://mamorusyounika.com/index.html

後で自分が困ったことにならないよう、患者の立場でもできることがないか考える必要があります。けれども「具体的にはどうするのよ?」と聞かれると答えが見つからないのです。

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