怖い話

2008年9月5日 怪しい話
夏らしいと思える日が数えるほどしか来ないまま、もう9月です。しかし今回は、そんなことにはお構いなしに怖い話です。私の見つけた怖い話を幾つか紹介します。

まずはこちらから
■脳卒中にならない方法?

幻影随想: 一生に一度飲むだけで脳卒中で絶対に倒れない法、というのがひそかに広がっているらしい
http://blackshadow.seesaa.net/article/102400495.html

文字通りに「毒にも薬にもならない」ようなので、これを飲んだり勧めたりすること自体が直ちに悪だとは言えないかも知れません。ただ、「脳卒中にならない」という話を本気にして医師の診察を受けるのが遅れたり、必要な治療を拒否するようなことになったとしたら、笑ってはいられません。

「脳卒中になりにくい方法」であれば、こちらを参考にしながら生活習慣を見直した方がよほど良いでしょう。
脳卒中の予防法は? (厚生労働省)
http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/kenkou/seikatu/nousottyu/prevention.html

  

■ホメオパシー
さて、もう少し深刻になったのが次の話です。子どもが耳に怪我をしたので、それをホメオパシーで治そうとする母親のブログが紹介されています。

ホメオパシーと医療ネグレクト - NATROMの日記
http://d.hatena.ne.jp/NATROM/20080516

「ホメオパシーって何?」という人や、「ホメオパシーの何が問題なの?」という人は、こちらをご覧下さい。

ホメオパシー - Skeptic’s Wiki
ttp://sp-file.qee.jp/cgi-bin/wiki/wiki.cgi?page=%A5%DB%A5%E1%A5%AA%A5%D1%A5%B7%A1%BC
誤解の無いよう書いておきますが、ホメオパシーとは「どうして効果があるのかわからない」というものではなく、「効果があることすら確認できていない」という代物です。尚、体験談では「効果があった」とすることはできません。何もしないでも治った場合や、効果があってもプラセボ(またはプラシーボ)によるものであった場合と区別が付かないからです。(詳しくはSkeptic’s Wikiを読んで下さい)

幸いにしてその子の耳は治ったようですが、別にホメオパシーだから治ったわけではないでしょう。もっともその子の母親は、そうは思っていないようですが。
放っておいても自然に治る程度の病気や怪我ならまだしも、命に関わるようなものであればどうするつもりなのでしょうか。また、人から人へ感染する病気の場合、適切に対応しないと病気をばら撒くことにも繋がります。この母親は、そこまで考えているのでしょうか。
見かねた人が、この母親のブログに「ホメオパシーは止めたほうがいいのではないか」という主旨の書き込みをしていました。しかし当人は、考えを変える気はないようです。

 

■マコモ風呂
最後の話は、こちら

幻影随想: 恐怖のマコモ風呂
http://blackshadow.seesaa.net/article/93103924.html

もはや洒落にならないレベルです。
ちなみにマコモ風呂の画像がリンク切れになっていますが、こちらから見ることができます。ただし、見ない方が幸せかもしれません。
ttp://209.85.175.104/search?q=cache:Z3_hzrGx_ToJ:plaza.rakuten.co.jp/Naturalhealing/diary/200702030000/+%E4%BB%8A%E6%97%A5%E3%81%AE%E3%83%9E%E3%82%B3%E3%83%A2%E9%A2%A8%E5%91%82&hl=ja&ct=clnk&cd=1&gl=jp

  

■おわりに
いずれもとんでもない話のはずなのですが、それを良いことだと信じた上で他人に勧めようとする人が存在します。私にはこのことが一番恐ろしく感じられるのです。

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