「過誤」と「事故」と「最善を尽くしたが避けられなかった事態」
2008年5月2日 時事ニュース コメント (4)帝王切開受けた妊婦と胎児死亡…「大量出血」と静岡厚生病院(読売新聞 5月2日)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20080502-OYT1T00335.htm
現在では医療関係者の努力のおかげで、私が生まれる前よりも死産率がずっと低くなっています。
厚生労働省:人口動態統計年報 主要統計表(最新データ、年次推移)
(総覧)第2表−2 人口動態総覧(率)の年次推移
http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/suii06/soran2-2.html
それでも残念ながら、出産は100%安全とは言えません。どれだけ手を尽くしても、亡くなってしまうことはあり得るのです。今回の件も、おそらくそうだったのでしょう。
さて、私はこの話をyahooニュースで知ったのですが、どういうわけか「医療過誤」のニュースとして分類されていました。
ttp://backnumber.dailynews.yahoo.co.jp/?m=m20080502-023&e=medical_malpractice
記事には「医療事故」とは書いてあります。
厳密な区分は良く知らないのですが、「医療過誤」は医師あるいは病院側に過失によるものです。一方「医療事故」だと、医療の過程で起きたあらゆる事故を指し、医療過誤の他に、予測や回避が不可能な事例も含むそうです。要するに、「医療事故=医療過誤」とはならないのです。こういう扱われ方は、誤解を招きそうで心配です。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20080502-OYT1T00335.htm
まずは亡くなられた方のご冥福をお祈りします。
静岡市葵区北番町の静岡厚生病院(265床)は2日、同病院で帝王切開手術を受けた同市の妊婦(24)と10か月の胎児が死亡する医療事故が起きたと発表した。
同病院は、静岡中央署に異状死の届け出を行った。
記者会見した玉内登志雄院長によると、妊婦は出産予定日を3日過ぎた4月27日朝に産気づき、診察を受けるなどしていた同病院に来た。胎盤が分娩(ぶんべん)前にはがれる胎盤早期剥離(はくり)と診断され、医師が帝王切開したが、胎児は死亡。その後、妊婦も大量出血を起こし、同日午後に死亡した。
胎盤早期剥離を起こすと、胎児は低酸素状態になり、妊婦も大量出血で生命に危険が及ぶことがある。胎盤早期剥離は妊婦の1%弱に起きるが、双方が死亡するケースはまれで、同病院ではここ20年間起きていないという。玉内院長は「医療行為に、死因に直結する問題はなかったと考えている。事態の重大性を考え、公表した」と述べた。
現在では医療関係者の努力のおかげで、私が生まれる前よりも死産率がずっと低くなっています。
厚生労働省:人口動態統計年報 主要統計表(最新データ、年次推移)
(総覧)第2表−2 人口動態総覧(率)の年次推移
http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/suii06/soran2-2.html
それでも残念ながら、出産は100%安全とは言えません。どれだけ手を尽くしても、亡くなってしまうことはあり得るのです。今回の件も、おそらくそうだったのでしょう。
さて、私はこの話をyahooニュースで知ったのですが、どういうわけか「医療過誤」のニュースとして分類されていました。
ttp://backnumber.dailynews.yahoo.co.jp/?m=m20080502-023&e=medical_malpractice
記事には「医療事故」とは書いてあります。
厳密な区分は良く知らないのですが、「医療過誤」は医師あるいは病院側に過失によるものです。一方「医療事故」だと、医療の過程で起きたあらゆる事故を指し、医療過誤の他に、予測や回避が不可能な事例も含むそうです。要するに、「医療事故=医療過誤」とはならないのです。こういう扱われ方は、誤解を招きそうで心配です。
コメント
適切な処置がされていれば母親が死ぬことはなかったのです!
出血はそれほどでもなかったので、子宮を残すことにしました。脳出血の可能性もあるのでCTを取ってみましたが脳出血もありませんでした、なぜ母親が死亡したのかわかりません。と言っていたのです。
出血多量ではなかったのですね?と何回も確認しているのですこれは警察関係者の前でも医師ははっきりいっています。
出血多量で死亡したとの説明があれば遺族も普通に納得していたでしょう。なぜ医師は死亡の原因がわからないと言ったのでしょうか?
続報が出ていましたね。警察が動き出したとか。
>遺族は警察にも医療ミスがあったとして届けています。
>適切な処置がされていれば母親が死ぬことはなかったのです!
私の読んだ新聞記事からはわからなかったのですが、どのようなところが「医療ミス」に当たるとお考えでしょうか。また、適切な処置をしても助からなかったケースも考えられますが、その可能性はないのでしょうか。
>なぜ医師は死亡の原因がわからないと言ったのでしょうか?
解剖して死因を調べるようなことはしたのでしょうか?そうでないのなら、はっきりしたことを言うべきではないでしょう。
新聞記事を読んでの内容の中には確かに医療ミスらしきところは見られませんが、当日に私が受けていた経過の説明とだいぶ内容が変わっていました。
記者会見の中で、病院側のコメントでは出血が多かったので輸血をしたが間に合わず大量の出血により死亡ですが、
当日んぽ説明では、輸血の準備はしていたが強い出血ではなかったので輸血はしなかった聞いています。
なので当日の段階では出血が原因ではなく他の病気の併発が疑われていたのです。
これは「医療ミス」ではないのでしょうか?
確かに本当に輸血等の正しい処置をしていても間に合わずに亡くなるケースももちろん考えられます。ですが、当日の処置でしていなかったものがあるのです。
それを病気だからしょうがないと納得することはできません。
ご自分だったらどのように考えますか?
>新聞記事を読んでの内容の中には確かに医療ミスらしきところは見られませんが、当日に私が受けていた経過の説明とだいぶ内容が変わっていました。
病院側の主張が変化しているのですか。私はこの件について、新聞記事に書かれている内容しか存じませんので、事実関係をきちんと把握できていないかも知れません。詳しい事情をご存知なのでしたら、警察や法廷で証言なさってはいかがでしょうか。こんなところにコメントをくださるよりも、よほど真相究明に役立つかと存じます。
>それを病気だからしょうがないと納得することはできません。
納得できるかどうかは、ご遺族にとっての問題でしょう。我々が口を挟む余地はないのではありませんか。
>ご自分だったらどのように考えますか?
「わからない」とだけ申し上げておきます。申し訳ございませんが、情報が少なすぎるため他にコメントのしようがございません。