耳介血腫とイヤーガード
2008年2月23日 レスリング コメント (2)先日頂いたコメントに返事を書こうと耳介血腫について調べていたところ、レスリング用品の販売をしているサイトに書いてあった文章に気になるところがありました。以下のような内容です。
http://e-wrestle.jp/ear/index.htm
イヤーガードを使用することは、耳介血腫の予防、あるいはこれ以上悪化させないための方法として有効であるとは思います。しかし、ここに書いてある内容は、必要以上に不安を煽るものではないかと感じたのです。
確かに、腫れていた部分が固まってしまえば自然に治ることはないようです。手術による治療については費用が高額であるという話も聞いたことはありますが、実際に手術を受けた人が身近にいませんでしたので、どの程度かかるかはわかりません。しかし、固まる前ならば注射器で中身を吸い出すことにより治療が可能です。これは私も経験がありますが、費用もさほどかかりませんでした。なるべく早いうちに耳鼻科のある病院に行くのが良いでしょう。
「耳の穴が小さくなって中耳炎など耳の病気になり易くなる人もいます。」
とありますが、耳の穴が小さくなることと中耳炎になりやすくなることの関係がわかりませんでした。
「床屋では気持ち悪がられ、合コンでは女の子に引かれ、お見合いでは「その耳遺伝するんですか?」などと聞かれてしまう。」
確かに耳介血腫の耳を初めて見た人にとっては、気分の良いものではないでしょう。だからといって「その耳遺伝するんですか?」と聞くなんて、随分失礼な人ではないかと思います。ところでこれは、どなたかの体験談なのでしょうか?
ちなみに私が通っている床屋の親父さんは、特に気味の悪そうな素振りは見せませんでした。2度目か3度目に行ったときに「柔道か何かやっているんですか?」と聞かれたくらいです。きっとその親父さんは人間ができているのでしょう。
耳介血腫になってから、稀にですが初対面の人から「どうやら格闘技経験者らしい」と一目置かれることがありました。といっても私にとってはどうでも良いことなので、きれいな耳でいられるならその方が良いと思っています。
結局のところ、余計なことを書きすぎているように思います。「レスリングをしていると耳が変形する(耳介血腫になる)ことがあります。予防のためにイヤーガードを使いましょう。」とでも書いておけば済むのではないかと思うのです。なんだか「消費者の不安を煽ってから商品の宣伝をする」という悪徳業者の手口が思い浮かんでしまいました。もちろん「この業者は悪徳業者だ」なんて言っているわけではございません。(売っていたのは至って普通のイヤーガードで、値段も妥当だと思います。)
ちなみに「耳介血腫って何?」という方はこちらを参考にして下さい。
http://homepage1.nifty.com/jibiaka50/jikaikessyu.htm
http://e-wrestle.jp/ear/index.htm
◆どうしてイヤーガードを付けるのか◆
レスリングは、タックルなど耳に衝撃がかかり、いわゆる「耳が沸く」という状態になることが非常に多いです。耳への衝撃で血管が切れ内出血を起こし(正式には耳介血腫)、耳が腫れ上がって固まってしまえば2度と元に戻ることはありません(整形という手がありますがウン十万はかかるそうです)。耳は硬くなって付け根が切れやすくなり、耳の穴が小さくなって中耳炎など耳の病気になり易くなる人もいます。床屋では気持ち悪がられ、合コンでは女の子に引かれ、お見合いでは「その耳遺伝するんですか?」などと聞かれてしまう。「強さの象徴」のように勘違いされることも多いですが、良いことは殆ど無いのが現実です。沸いてしまったら、痛さで練習もおろそかになります。最近は少年選手でも増えています。
耳を沸かせたくない方、沸いてしまった方は、イヤーガードが不可欠です。
イヤーガードを使用することは、耳介血腫の予防、あるいはこれ以上悪化させないための方法として有効であるとは思います。しかし、ここに書いてある内容は、必要以上に不安を煽るものではないかと感じたのです。
確かに、腫れていた部分が固まってしまえば自然に治ることはないようです。手術による治療については費用が高額であるという話も聞いたことはありますが、実際に手術を受けた人が身近にいませんでしたので、どの程度かかるかはわかりません。しかし、固まる前ならば注射器で中身を吸い出すことにより治療が可能です。これは私も経験がありますが、費用もさほどかかりませんでした。なるべく早いうちに耳鼻科のある病院に行くのが良いでしょう。
「耳の穴が小さくなって中耳炎など耳の病気になり易くなる人もいます。」
とありますが、耳の穴が小さくなることと中耳炎になりやすくなることの関係がわかりませんでした。
「床屋では気持ち悪がられ、合コンでは女の子に引かれ、お見合いでは「その耳遺伝するんですか?」などと聞かれてしまう。」
確かに耳介血腫の耳を初めて見た人にとっては、気分の良いものではないでしょう。だからといって「その耳遺伝するんですか?」と聞くなんて、随分失礼な人ではないかと思います。ところでこれは、どなたかの体験談なのでしょうか?
ちなみに私が通っている床屋の親父さんは、特に気味の悪そうな素振りは見せませんでした。2度目か3度目に行ったときに「柔道か何かやっているんですか?」と聞かれたくらいです。きっとその親父さんは人間ができているのでしょう。
耳介血腫になってから、稀にですが初対面の人から「どうやら格闘技経験者らしい」と一目置かれることがありました。といっても私にとってはどうでも良いことなので、きれいな耳でいられるならその方が良いと思っています。
結局のところ、余計なことを書きすぎているように思います。「レスリングをしていると耳が変形する(耳介血腫になる)ことがあります。予防のためにイヤーガードを使いましょう。」とでも書いておけば済むのではないかと思うのです。なんだか「消費者の不安を煽ってから商品の宣伝をする」という悪徳業者の手口が思い浮かんでしまいました。もちろん「この業者は悪徳業者だ」なんて言っているわけではございません。(売っていたのは至って普通のイヤーガードで、値段も妥当だと思います。)
ちなみに「耳介血腫って何?」という方はこちらを参考にして下さい。
http://homepage1.nifty.com/jibiaka50/jikaikessyu.htm
コメント
あったんですけど組みにくいし強かったです。彼の耳は強さの
象徴でした。わたしより小柄なのに強かったです。
ラオウにトキは負けたけど柔の拳がいいですね。
ラオウは最後がかっこいい。ああいう風に男なら逝きたい。
(悔いてばっかりですが・・・・。)
強いかどうかは、試合になればわかりますし。
「きれいな耳でいられるならその方が良い」と書きましたが、普段は耳のことなんて全く気にしていません。たまにイヤホンが入りにくくて不自由を感じるくらいでしょうか。(押し込めば一応入ります)
ところで「北斗の拳」で思い出したのですが、茨城の県立高校では「北斗の拳」が道徳の教材として取り上げられたそうです。なんでも「思いやりの心を育てる」のだとか。一体どんな授業なのでしょうか。
「悪党は時々耳が遠くなります」とか「相手の名前を言えないと仮面の男から酷い目に遭わされます」といったことしか思いつかないのはなんででしょうか。
「道徳」の力(1) 高校でも必修化 チーム組み模索(2007年10月30日 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/renai/20071030us41.htm