12月23日付 朝日新聞の報道「浜口が12連覇、加藤は五輪代表決める レスリング」へのコメント:

今日で天皇杯は最終日でした。今回も試合は見られませんでしたので、試合結果から気になった階級を紹介します。
1日目試合結果
http://www.japan-wrestling.jp/New07/393.html

2日目
http://www.japan-wrestling.jp/New07/379.html

最終日
http://www.japan-wrestling.jp/New07/370.html

[フリースタイル]
・55kg級
斉藤・湯元を松永が、稲葉を田岡が破り、今回も松永と田岡の決勝戦となりました。そして今回も松永の勝利に終わりました。少しは波乱が起きるかと思っていましたが、何事も無く松永が優勝しています。これは、松永を褒めるしかないでしょう。お見事でした。

・60kg級
湯元か大沢が優勢かと思っていたのですが、この2人を破って優勝したのは高塚でした。最近の高塚は調子を落としているように思えたのですが、これで復活と考えて良いのでしょうか。昨年の世界選手権で3位に入っていますから、調子さえ戻れば五輪で活躍できるのではないでしょうか。(その前に五輪出場権を勝ち取らなければなりませんが)

・66kg級
怪我から復活した前回優勝者の小島ですが、復活したのは小島だけではありませんでした。アテネ五輪代表だった池松です。アテネ五輪の後は低迷していたようですが、決勝で小島を破って見事優勝しました。

・74kg級
波乱の多い階級でした。優勝は前回と同じ長島和幸でしたが、決勝戦の相手は萱森でも高橋でもなく、高校生の高谷惣亮(そうすけ)でした。
国体優勝の高橋は、2回戦で世界選手権代表の萱森に勝利しました。ところが高橋は、3回戦で高谷に敗れてしまいました。その高谷は準決勝で長島正彦も破り、決勝まで進みました。決勝戦こそ長島和幸が勝ったものの、高谷が見事な活躍を見せてくれました。来年が楽しみです。

[グレコローマンスタイル]
・74kg級
岩崎、菅、鶴巻と優勝経験のある選手が3人揃っていましたが、激戦を制したのは岩崎でした。

そのほか60kg級の笹本、66kg級の飯室が8連覇、84kg級の松本が9連覇を達成しています。

[女子]
・67kg級
59kg級から2階級上げてきた西牧未央が優勝しました。階級を上げた場合、減量の苦労は減りますが、相手も大きくなることによる苦労もすることになります。西牧の場合は減量が無くなった事によるプラスの分が多かったようです。

・72kg級
五輪を目指すために3階級もアップした正田でしたが、決勝で浜口に敗れてしまいました。正田の場合、減量ではなく増量するために苦しんだそうです。正直なところ、正田といえども72kg級まで上げては通用しないのではないかと思っていたのですが、決勝まで進んだのには驚きました。

ところで今回の試合も日本テレビが放送することになっていましたが、私の住んでいる地域では放送されませんでした。以前、NHKが放送していた頃には全国放送されていたのですが。
試合の映像は、そのうちレスリング協会の公式ページで公開されると思うので、それまで我慢していましょうか。

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