激戦だったらしい レスリング明治乳業杯
2007年6月10日 レスリング明治乳業杯は、予想以上の激戦だったようです。観戦に行けなかったことが残念でなりません。とりあえず、試合結果を見ての感想を述べたいと思います。
明治乳業杯全日本選抜選手権第1日結果
http://www.japan-wrestling.jp/New07/746.html
〃最終日結果
http://www.japan-wrestling.jp/New07/734.html
女子プレーオフ結果
http://www.japan-wrestling.jp/New07/736.html
まずは注目していた3階級から
・フリースタイル55kg級
予想通り松永共広と田岡秀規の決勝戦になりました。どちらが勝ってもおかしくないと思っていましたが、天皇杯に続いて松永が勝ちました。ただ、僅差での判定になるかと思っていたのでフォール勝ちというのは意外でした。
・フリースタイル60kg級
最大の激戦階級と言われていた通りでした。まずは1回戦で、昨年の世界選手権3位で優勝候補に挙げられていた高塚紀行が敗れました。とはいえ勝った清水聖志人も、かなりの強豪です。しかし、その清水は2回戦で大沢茂樹に敗れました。
それでも準決勝に進んだのは、天皇杯王者の湯元健一、アジア選手権準優勝の大館信也、昨年の世界ジュニア準優勝の大沢、アテネ五輪銅メダルの井上謙二と強豪揃いです。湯元が大館を、大沢が井上をそれぞれ下して決勝に進みました。
天皇杯で湯元と大沢が対戦したときには湯元が勝っていましたので、湯元が有利かと思っていました。ところが大沢が湯元に勝って優勝してしまいました。これにより、世界選手権代表を賭けて天皇杯優勝者と明治乳業杯優勝者で行われるプレーオフは、決勝戦同様に湯元と大沢の対戦になりました。勢いのある大沢が優勢かと思いきや今度は湯元が勝ち、世界選手権代表となりました。
・フリースタイル74kg級
準決勝まで残ったのは、昨年までの世界選手権代表・小幡邦彦、初の天皇杯王者となった長島和幸、天皇杯で小幡を破って準優勝した萱森浩輝、天皇杯3位の加藤陽輔と天皇杯と同じ顔ぶれになりました。
これまで小幡になかなか勝てなかった長島ですが、小幡を破って決勝に進みました。萱森も加藤に勝ったため、決勝戦は天皇杯と同じ組み合わせになりました。天皇杯では長島が勝ったのですが、今回は萱森が勝ち、プレーオフでも萱森が勝利して世界選手権代表となりました。
長島が小幡に勝ったのは驚きましたが、その長島に萱森が勝ったというのは更に驚きました。この階級も期待通りの混戦になったようです。
その他の階級でも波乱が起きたようです。グレコローマンスタイル74kg級では鶴巻宰が昨年の代表・菅太一を破って初優勝を遂げ、続くプレーオフでも菅に勝利しています。
フリースタイル66kg級は天皇杯王者で昨年のアジア大会銀メダルの小島豪臣が、準決勝でアテネ五輪5位の池松和彦に敗れてしまい、プレーオフでも敗れています。2回戦で左肩を負傷したことが影響したようです。優勝したのは予選会から勝ち上がってきた鈴木崇之で、プレーオフも勝利しています。
女子の世界選手権代表を決めるプレーオフでは、51kg級・坂本日登美、59kg級・正田絢子の世界チャンピオン両名が勝利しました。この2人はオリンピックを目指すために階級を変更していたので、その影響を心配していました。結局はいらぬ心配だったようですが、さすがです。
これで男女共に世界選手権代表が決まりました。とはいえ、今回負けた選手に全くチャンスがなくなったわけではありません。世界選手権で男子は3位以内、女子は優勝することでオリンピック代表が決まります。代表選手が敗れた場合には、再びチャンスが巡ってくるのです。果たしてどうなるのでしょうか。
オリンピック出場への詳しい条件はこちら
「2008年北京オリンピックへの道」(日本レスリング協会)
http://www.japan-wrestling.jp/olympic.html
明治乳業杯全日本選抜選手権第1日結果
http://www.japan-wrestling.jp/New07/746.html
〃最終日結果
http://www.japan-wrestling.jp/New07/734.html
女子プレーオフ結果
http://www.japan-wrestling.jp/New07/736.html
まずは注目していた3階級から
・フリースタイル55kg級
予想通り松永共広と田岡秀規の決勝戦になりました。どちらが勝ってもおかしくないと思っていましたが、天皇杯に続いて松永が勝ちました。ただ、僅差での判定になるかと思っていたのでフォール勝ちというのは意外でした。
・フリースタイル60kg級
最大の激戦階級と言われていた通りでした。まずは1回戦で、昨年の世界選手権3位で優勝候補に挙げられていた高塚紀行が敗れました。とはいえ勝った清水聖志人も、かなりの強豪です。しかし、その清水は2回戦で大沢茂樹に敗れました。
それでも準決勝に進んだのは、天皇杯王者の湯元健一、アジア選手権準優勝の大館信也、昨年の世界ジュニア準優勝の大沢、アテネ五輪銅メダルの井上謙二と強豪揃いです。湯元が大館を、大沢が井上をそれぞれ下して決勝に進みました。
天皇杯で湯元と大沢が対戦したときには湯元が勝っていましたので、湯元が有利かと思っていました。ところが大沢が湯元に勝って優勝してしまいました。これにより、世界選手権代表を賭けて天皇杯優勝者と明治乳業杯優勝者で行われるプレーオフは、決勝戦同様に湯元と大沢の対戦になりました。勢いのある大沢が優勢かと思いきや今度は湯元が勝ち、世界選手権代表となりました。
・フリースタイル74kg級
準決勝まで残ったのは、昨年までの世界選手権代表・小幡邦彦、初の天皇杯王者となった長島和幸、天皇杯で小幡を破って準優勝した萱森浩輝、天皇杯3位の加藤陽輔と天皇杯と同じ顔ぶれになりました。
これまで小幡になかなか勝てなかった長島ですが、小幡を破って決勝に進みました。萱森も加藤に勝ったため、決勝戦は天皇杯と同じ組み合わせになりました。天皇杯では長島が勝ったのですが、今回は萱森が勝ち、プレーオフでも萱森が勝利して世界選手権代表となりました。
長島が小幡に勝ったのは驚きましたが、その長島に萱森が勝ったというのは更に驚きました。この階級も期待通りの混戦になったようです。
その他の階級でも波乱が起きたようです。グレコローマンスタイル74kg級では鶴巻宰が昨年の代表・菅太一を破って初優勝を遂げ、続くプレーオフでも菅に勝利しています。
フリースタイル66kg級は天皇杯王者で昨年のアジア大会銀メダルの小島豪臣が、準決勝でアテネ五輪5位の池松和彦に敗れてしまい、プレーオフでも敗れています。2回戦で左肩を負傷したことが影響したようです。優勝したのは予選会から勝ち上がってきた鈴木崇之で、プレーオフも勝利しています。
女子の世界選手権代表を決めるプレーオフでは、51kg級・坂本日登美、59kg級・正田絢子の世界チャンピオン両名が勝利しました。この2人はオリンピックを目指すために階級を変更していたので、その影響を心配していました。結局はいらぬ心配だったようですが、さすがです。
これで男女共に世界選手権代表が決まりました。とはいえ、今回負けた選手に全くチャンスがなくなったわけではありません。世界選手権で男子は3位以内、女子は優勝することでオリンピック代表が決まります。代表選手が敗れた場合には、再びチャンスが巡ってくるのです。果たしてどうなるのでしょうか。
オリンピック出場への詳しい条件はこちら
「2008年北京オリンピックへの道」(日本レスリング協会)
http://www.japan-wrestling.jp/olympic.html
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