ISBN:4488403093 文庫 鮎川 哲也 東京創元社 2003/05 ¥819
妙な夢を見ました。全裸の男に追い回される夢です。
目が覚めてから、一体なんだったんだと考えていたところ、何故か鮎川哲也の短編小説『走れ俊平』を思い出しました。
随分前に読んだため記憶が曖昧ですが、「街中を裸で走れば借金を肩代わりしてやる」と言われて新宿駅前を素っ裸で走った男が登場する話です。しかし、その少し前に金を貸していた人物は何者かに殺されてしまいます。
実は裸で走っていたのには別な理由が・・・
肥満漢の弁護士が持ち込む仕事は「わたし」の生命線だから、蹴るわけにはいかない。
土つかずの戦績を見て私立探偵としての腕を買ってくれているのはわかるが、難事件揃いなのには全く閉口する。
捏造テープと換気扇の問題「中国屏風」や麻雀狂に捧げるエレジー「走れ俊平」、無名作家のとんだ有名税「サムソンの犯罪」等々、二進も三進も行かなくなると「わたし」はバー“三番館”へ足を運ぶ。
ここでグラスを磨いているバーテンに知恵を借りて解決しなかった例はないのだから―。
本格ミステリの泰斗が物した安楽椅子探偵譚、三番館シリーズ第二集。
収録作品
「中国屏風」
「割れた電球」
「菊香る」
「屍衣を着たドンホァン」
「走れ俊平」
「分身」
「サムソンの犯罪
妙な夢を見ました。全裸の男に追い回される夢です。
目が覚めてから、一体なんだったんだと考えていたところ、何故か鮎川哲也の短編小説『走れ俊平』を思い出しました。
随分前に読んだため記憶が曖昧ですが、「街中を裸で走れば借金を肩代わりしてやる」と言われて新宿駅前を素っ裸で走った男が登場する話です。しかし、その少し前に金を貸していた人物は何者かに殺されてしまいます。
実は裸で走っていたのには別な理由が・・・
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