数日前に友人から梨が送られてきました。そのまま食べるのが一番ですが、それだけでは余ってしまいそうです。そこで、一部をコンポートにしてみました。

皮をむいた梨を、水と砂糖と一緒に煮るだけです。ワインも入れてみようかと思いましたが、家にあったのは日本酒の『北海鬼ころし』だけでした。水と砂糖だけにしようかとも思いましたが、「和梨だからワインより日本酒のほうが合うだろう」という全く根拠のない理由により、鬼ころしを加えました。

『鬼ころし』は「鬼を殺すほどに辛い」という例えから、辛口の酒をこう呼ぶようになったそうです。甘口の酒が主流だった頃、鬼ころしは「辛くて悪酔いするような酒」とされていました。反対に、「鬼も酔いつぶれるほど旨い酒」という意味で使われることもあります。『北海鬼ころし』を飲んでみたところ、鬼を殺せるかどうかはわかりませんが飲みやすくて良い酒のようです。

さて、問題のコンポートが完成したので食べてみると、美味しくできていました。問題があったとするなら、食べているうちに顔が赤くなってきたことでしょうか。アルコールが残っていたようです。

北海鬼ころし
日本酒度 +10〜12
酸度 1.3〜1.5
国稀酒造

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