高校総体は25日で全日程が終了しました。登山に参加していた監督が一時行方不明になっていましたが、無事が確認されました。怪我もないようで、なによりです。

 さて、冥王星が惑星から除外されたと聞いて気になったことがあったので、しまい込んであったCDの中から 組曲『惑星』作曲ホルスト を引っ張り出してきました。

 私の持っているCDには収録されていませんが、『惑星』の中に「冥王星」という曲があります。果たしてこの曲はどうなってしまうのでしょうか。ホルスト自身が作曲したのならば問題はなかったのでしょうが、『惑星』の中で「冥王星」だけはホルスト作曲ではないのです。
 『惑星』が作曲された当時、冥王星は発見されていませんでした。そのため、ホルストによって作曲されたのは「海王星」までです。ところが、2000年にイギリス人の作曲家が「冥王星」を作曲し、これを『惑星』に付け加えたのです。一応、「海王星」までで作品は完成しているのですから、余計なことであるように思います。「冥王星」作曲者はホルストの研究をしていたそうですが、「もしホルストが作曲したら」と考えて作曲したとしても、そんなものはホルスト本人にしかわかりません。ですから曲の良し悪しは別としても、付け加えるというのはしなくても良かったのではないでしょうか。
 今回の件で、「冥王星」は忘れ去られてしまうのでしょうか。しかし『惑星』は、占星術から着想を得た曲なので、天文学とは関係ないと考えることもできます。そもそも学問と作品は切り離して考えるべきかもしれません。結局のところ、良い曲であればこれからも演奏される機会はあるでしょうから、忘れられることはないでしょう。私は聞いたことがないので何とも言えませんが。

 ところで私の持っているCDは、『惑星』と一緒に『スターウォーズ』が収録されています。何故この組み合わせなのか、そして何故これを買ったのか、不思議でなりません。
 1.『惑星』を聞きたかった
 2.『スターウォーズ』が聞きたかった
 3.安かったので、なんとなく
買った理由が思い出せないということは、3なのでしょうか。

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